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あるちゅはいま日記

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六合ハムの謎

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長野原から国道292号線を北上すると昔の六合(くに)村(今は中之条町)に行きつく。
「Aコープ六合」にも「道の駅六合」にも並べられているのがこんな山奥の村のちょっと変わった名産品、六合ハム。
販売元は東京にある六合ハム販売株式会社。
直営販売店の一つは千代田区内幸町2-2-3 日比谷国際ビル地下2階、上層階はJFEスチール株式会社の本社だ。
話しは戦時中にさかのぼる。
この六合村のまだ奥、草津方面に行った標高が1300mに近い山中に日本では釜石に次ぐと言われた有望な鉄山があった。
白根山の噴火によって噴出した鉄を含んだ温泉(鉄泉)の沈殿物である褐鉄鉱を露天採掘していた「群馬鉄山」だ。
太平洋戦争末期、戦局の悪化に伴う輸入鉄鉱石の減少から、国内鉄鉱石増産の要請があり、昭和18年6月、この地方の鉱業権を取得した日本鋼管株式会社が、国の命令を受け鉱山開発を行った。
渋川からのJR吾妻線もこの鉄鉱石の輸送を目的として敷設されたものだ。
閉山される昭和40年までに300万トンもの鉄鉱石を採掘、戦後の日本経済復興の礎にもなった。
鉄山の閉鎖により、採掘をしていた日本鋼管株式会社(現在のJFEスチール株式会社)が跡地の自然回帰を進めるため、一画に農場を併設したのが昭和55年。
この農場で育まれた豚は、安全でしかも良質な「六合豚」となった。
この豚は滝沢ハムの指導によりハム・ソーセージとなり「六合ハム」と名付けられた。
現在は農場・ハム製造事業は滝沢ハムに移管され、六合ハム販売株式会社がJFEスティールの関連会社として存続した。
鉄より生まれた「六合ハム」誕生の謎だ。
今日12月1日は鉄の記念日、1857(安政4)年のこの日、南部藩士・大島高任が日本で初めて高炉による製鉄に成功した日なのだ。
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by hanaha09 | 2014-12-01 23:30 | 田舎暮らし | Comments(1)
Commented by 猫ママ at 2016-02-21 10:15 x
初めましてこんにちは。
2年前まで、セブンプレミアムの生ハムは、
素晴らしい風味と味でしたが、別メーカーになり、2度購入しなくなりました。
風味と味が一番近いのが、滝沢ハムの生ハムでした。かつて、セブンプレミアムの生ハムを造っていたのは、六合ハムさんなのでしょうか?教えて頂ければ嬉しいいです。
あの、生ハムは素晴らしいものでした。
また、食べたいのです。
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