毎年3回ほどりんごの収穫に出かける。
本日は「シナノゴールド」、ゴールデンデリシャスと千秋の掛け合わせでできた長野県の期待の品種だ。
そろそろアホでもりんご通に近づくことができる。
わたくしなりのおいしい完熟りんごとは。
-消費者に直接届ける事のできるりんご。(市場、スーパーに出荷する際には店頭でのりんごのボケが進むため、未完熟のりんごの出荷を求められる)
-畑のりんごの樹の下に太陽の反射シートを敷いてないもの。(おしりまで全体が早く色づくが、見かけの色づきだけで完熟ではない。これは畑を見ないとわからない)
-りんごが熟する際にりんごの周りの葉摘みをしない。(色つきがまんべんなく色むらがなくなる、が、葉が無いと肝心の栄養分が足りなくなるのでおいしくない、葉を残しておくと糖度が1.5度ほどあがるそうだ。)
-りんごのおしりが丸いもの。(りんごのおしりは花がついていた先っぽ、この部分は糖度が高いので丸いと甘い部分が多い。)
-おしりのつぼみが開いているやつ(これは開かない種類もある、よくわからない、熟の印???)
-今年の「シナノゴールド」は赤い斑点が出てしまった。(これは日焼けと言われていて、この種類に特有なもの、完熟のサインでもある。)
-少しツル割れもでたねぇ。(ツル割れはりんごの成長期である夏ころに多雨であると体積膨張で起きるといわれている。大きなりんごに発生する割合が多い。りんごは自身に傷がつくとこれを直そうと栄養分を集中する、つまりおいしくなる、糖度が2.5度上昇。)
-りんごの表面がつるつる、べっとりとするのは完熟の印。(りんご自身が、果皮の保護をするために分泌するリノール酸やリノレン酸で人体にも有益の物質。)
-あとは愛情をもって育てることだなぁ。何しろりんご栽培はすべて手作業なんだよ。これはりんご園のおじさんの話(これは糖度計でもその他の計測器でも測れない。)
りんご園でもいだのをそのまま丸かじりするのが一番、多少の農薬なんて気にしない、気にしない!