「ムシカリ」の実が見事に赤くなった。
漢字で書くと「虫狩 」分類はスイカズラ科ムシカリ属。
「ムシカリ」は、虫がこの葉を好んで食べて、穴をあけてしまうことから名づけられたようだ。
と、言っても虫たちはほかの木の葉っぱも好物で「ムシカリ」が特に好まれているようでも無い。
別名「オオカメノキ」、この命名も説得力にも一つ乏しいようなのだが。
葉が亀の甲羅のようにも見えるためだ、ということなのだ。
不思議なもので、そういわれれば大カメの甲羅のようにも思えてくる。
いずれにしろ、黒色に熟すと秋の小鳥の大切なエサの一つだ。
「オオカメノキ」の木にとっては種の保存の願いをこの実に託しているのだ。
標高が大体1200m以上の地で育つ。
春にはいちばんに純白の花を咲かせる樹木だ。
秋もほぼいちばんに紅葉する。
季節を知らせる郵便やさんだ。