夏休みにやってきたふたごたちからクレームが出ていた。
5年ほど前に作った薪材にもらった白樺の切りっぱなし「カモシカ」だ。
長年の風雨には耐えきらず頭の部分が腐って落ちてしまっていた。
前から直そうと思っていたがすでに半年以上も放りっぱなしだ。
久しぶりに雨も止んだので新しいのを作ってみた。
先日より白樺の材料を拾ってきてたのだ。
山の生活はこういうのがあちこちで拾えるので楽ちんだ。
のこぎりでゴシゴシ、足はコースレッドで引っ付けた。
頭の部分を取り付けるのはダボを2個打ち込んだ。
5年前は親子2頭だったがもう面倒なので1頭だけだ。
立派な角を付けたので可愛いのが出来た。
これは「カモシカ」ではない「シカ」となった。
このあたりでは近頃シカをよく見かける。
シカ肉はうまい、生姜醤油で食べる刺身が良い。
吾妻川を下った岩櫃にある蕎麦屋でよく食べた。
こちらへきて鹿の皮をもらった。
おくさまは夢に出ると押入れの奥深くにしまったままだ。