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あるちゅはいま日記

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モウセンゴケ

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万座温泉の牛池湿地で見つけたモウセンゴケ。
有名な食虫植物だ。
コケと名前がつくが花も咲き、種もできる高等植物。
葉はほぼ円形、一面に長い毛があり、その先端から甘い香りのする粘液を出す。
その香りにつられてやってくるハエやガなどの虫たちがくっつく。
すると、粘液の出る毛と葉が丸まり包み込んでしまう。
そのあとには消化酵素が分泌される。
そして、虫達は悲しくも消化、吸収されてモウセンゴケの栄養になってしまうのだ。
24時間ほどかけて消化が終了すると葉・粘液の出る毛は元の開いた状態に戻る。
虫以外のものが葉にくっつくと葉も毛もまるまるが、その後は全く反応しない。
モウセンゴケが粘液にくっついたものの成分によって獲物か否かを判断しているらしい。
土壌の栄養塩類に乏しい湿原では得ることのできない窒素化合物やリン酸などを補って成長していく。
何とも驚く植物の世界だ。
by hanaha09 | 2013-07-23 18:08 | 田舎暮らし | Comments(0)
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