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あるちゅはいま日記

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ツチグリ

ツチグリ_b0126549_23403233.jpg
これはキノコだ。
大きくなると真ん中に穴が開いて、キノコを触ると胞子が勢いよく吹き出してくる。
ホコリをまき散らすようなのでホコリタケ、と思っていたが...
よく見るとキノコの下部に花びらか柿のヘタのようなものがくっついているのでツチグリなのだそうだ。
ホコリタケと同じく腹菌類の仲間だ。
このキノコ、中を割ると白い幼菌は食べられるということで以前に焼いて食べたことがある。
おいしくはなかった、というよりこのキノコのイメージからおそるおそる食べたので味わうところでなかったのかもわからない。
福島県ではこのキノコが「豆団子」と呼ばれ、時にはあの松茸をしのぐ値段で売られる高級キノコだそうだ。
お薦めの食べ方は、味噌汁、バター炒め、炒めて醤油で甘辛く味付けしたものをごはんに混ぜ込んだ味御飯だ。
九州の高千穂町では「蹴転(けーころ)」と名づけられ、中身が白いものを味噌汁などに入れて食べていたそうだ。
この「蹴転」を(けころ)と読めば、江戸時代に上野広小路や御徒町入り口などを中心に107軒もあったといわれる遊女屋の茶汲女のことを言ったそうだ。
ちょんの間で下僕たちの遊び場所であったらしく、線香の火を灯して燃え尽きるまで、といったあわただしい遊びだったらしい。
線香の火は店番の主人などが点けるのだが、これも密かに折って短くし、時間をごまかされることもしばしばだったそうだ。
話しは飛んだがこのキノコ、名前・様子とも高級感とはほど遠いような感じがしてならないのだが...
by hanaha09 | 2013-04-19 23:00 | 田舎暮らし | Comments(0)
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