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あるちゅはいま日記

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酔っぱらわないビール

若いころの昔は高速道路を何時間も止まらずに突っ走った。
ところが歳がよるとたびたびパーキングエリアによって停車することとなる。
おしっこが近いのだ。
パーキングにはコンビニがあって飲み物を買って飲む、またおしっこの源となる。
最近はこのコンビニの陳列棚には堂々と缶ビールが並べられているのである。
これがまた人気だそうで、家族連れが、若者が、数本抱えて車に乗り込んでいく光景を何度か目にした。
いま、大手ビール会社間で激烈なビール戦争に突入しているのがこのノンアルコールビールなのだそうだ。
酔っぱらわないビール_b0126549_22555980.jpg
普通、ノンアルコールビールは醸造したビールを加熱してアルコール分を蒸発させたもの、いわゆる低アルコールビール(日本の酒税法ではアルコール分1%以下の飲料は酒ではない)だった。
酒造法の該当しないビールのアルコール表示は四捨五入、つまり0.4%のアルコールを含む飲料は0%と表示できたのだ。
ところが現在大手ビール会社で販売されているノンアルコールビールはこれとは違う、酵母を使って発酵するものではない、アルコール含有量表示はalc0.00%と大きく書かれている。
本当にアルコールがまったく含まれてないのだ。
これが高速道路のコンビニで売られることとなった所以のようだ。
ノンアルコールビールは清涼飲料水扱いだ。
よって、酒類販売業免許は不要、未成年者への販売、また購入、飲用も法律上全く問題はない。
車の運転席に置いておいても道路交通法上問題はない(外国では車内に酒を持ち込んでいると捕まる国もあるそうだ)。
ところがコンビニでこのビールを買うとレジのところで「年齢認証パネル」を押さされる。
やはり、ランドセルを背負った子供がこの缶ビールを傾けながら家路につくのはちょっと具合が悪い...
いくら飲んでも酔っぱらうこともないビールをぐびぐびと楽しむ現代人、世の中も随分変わってきましたね。
by hanaha09 | 2013-04-17 22:56 | 田舎暮らし | Comments(0)
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