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あるちゅはいま日記

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琵琶湖

わけあって夜寝ずに車を西へ走らせた。
夜が明けて一休みしたのが琵琶湖を眺められる大津。
満開のソメイヨシノの間から朝日。
琵琶湖_b0126549_162196.jpg
今年初めてのお花見。
眼前には琵琶湖、大津の街はビルだらけ。
初めて訪れたのは確か小学校の頃50数年前、街道筋の面影があったり、琵琶湖周遊の船に乗った覚えがある。
琵琶湖_b0126549_1631563.jpg
琵琶湖は日本で最大の湖、京都・大阪の命の水瓶だ。
それとともに昔からは北陸地方と結ぶ重要な水上輸送路として大きな役割を果たした。
年貢米、また北前船で遠く北海道などより運ばれた貴重な海産物が若狭より積み替えられ、湖上を渡って京の都・商いの町大阪へと届けられた。
大津は港湾都市として繁栄した。
が、江戸時代に入り加賀藩が大型船を用いて西回り航路を開拓、大量の年貢米を大阪まで直接に搬送し、琵琶湖経由の運送航路は衰退、明治に入れば陸上交通の発達でその役目を終えていった。
戦後の高度成長期には日本海から琵琶湖を経由して瀬戸内海、太平洋を結ぶ本州縦横断大運河計画が計画された。
これも残念ながら推進した大物政治家が次から次へと亡くなりあえなく頓挫してしまった。
大量運送交通路が完成されていれば日本の産業界地図も大きく変わっていたかもわかりません。
かくして残された大自然、湖面は水色で穏やか。
多くの人の水瓶、憩いの場として大切に守っていってほしいものです。
by hanaha09 | 2013-04-08 10:00 | 田舎暮らし | Comments(0)
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