鎌原きゅうりが実った。
スーパーで売られているきゅうりと違ってずんぐりむっくり。
昔々、こんな胡瓜を見た覚えがある。
見栄えはもう一つだが、みずみずしくてやわらかく、甘味があって香りが高い。
肥やしは生ゴミと落ち葉に米ぬかを混ぜた堆肥、春先に薪ストーブの灰をまいておいた。
もちろん消毒薬などは全く用いてない。
ふたごは畑でもぎ取るとそのままかじりつく。
このきゅうりは地元の人たちが自家採種して受け継がれてきたもの。
六合村の北方、入山村で作られているのが「入山きゅうり」、嬬恋村の鎌原で作られると「鎌原きゅり」。
このきゅうり、畑で放っておくとみるみる瓜のように巨大化する。
どうもきゅうりの原種のようだ。
村の人々は塩もみにしたり、漬物にしたりするそうだ。