来る7月1日には第5回嬬恋キャベツマラソンが開催される。
夏のマラソン大会は少ない。
マラソンファンは涼しい高原のキャベツ畑を走る快適マラソンということで参加するそうだ。
コース図を見てみよう。
標高が記載されていない。
出発点が1300mとちょっと、高低差およそ170m。
一度出た人は二度と出ない!と叫んでまた参加するそうだ。
スタート後、最初の4kmはとんでもない下り坂。
同じ坂道を登って帰らなければならないので「抑えろ抑えろ」と心の中で叫ぶ。
ところが全員、「カーブ曲がりきれるの?」という勢いで下りコーナーへ突入。
坂が急すぎてまったく脚が止まらんのです、とのこと。
そのうち雄大な景色がのぞめるアップダウンのキャベツ畑に出る。
折り返して普通のマラソンコースではこの辺が山場のはず、だがこのコースは上り下りが休憩ポイント、左右に見える畑のキャベツがトラウマになるそうだ。
最後の地獄の登り坂はほとんどの参加者がゾンビの行進の様な状態になる。
そしてゴールでは倒れこむのではなく、地面が起き上がってくるのだそうだ。
参加賞にもらえるキャベツは手に足にずっしり。
今年はこのマラソン大会に給水と救護係のボランティアに出かけることになった。
こんな話を聞くとなかなかいそがしそうです。
このキャベツがおよそ1ヶ月後にはマラソン参加者のトラウマキャベツになります。