またまた新しい言葉を覚えました。
「霜羊歯」”しもしだ”と読む。
宮沢賢治も見たという「霜羊歯」、冬と銀河ステーシヨンの中にはこんな具合に書かれています。
「窓のガラスの氷の羊歯は
だんだん白い湯気にかはる」
霜華の結晶がどんどん伸びてシダの葉のように見えてくるのを「霜羊歯」と呼ぶそうだ。
道端のカーブミラーの表面に出来た氷の結晶、これは「霜羊歯」の部類。
寒いとどんどん長く成長するみたい。
ところで、羊(ひつじ)の歯(は)がなぜシダなのでしょうか。
シダ植物の若芽がヒツジの角のように巻いている様子に似ている...確かに。
「歯(齒_歯を食いしばっているような昔の字体)」の字義として「なにもしゃべらない」という意味がある...それで、シダ植物=しゃべらないヒツジ=羊歯。
まるできつねにつつまれたような感じ(漢字)ですね。