いまはやりのKARAではない、小鳥の仲間のカラの話。
むずかしや どれが四十雀(シジュウカラ) 五十雀(ゴジュウカラ) 一茶
と、詠んでいるが...
区別はそんなに難しいものではない。
これはシジュウカラ。
背中はちょっと青味がかった灰色、首からお腹まで真中に黒い線がある、ごく一般にはネクタイ、と呼んでいる。
30年前によくはやった幅広ネクタイをしてるのはオス、細いいまどきのネクタイをしてるのはメス。
次はゴジュウガラ。
ネクタイも蝶ネクタイもよだれかけもない。
目のところに黒い横に走った線がある。
非常にスマート、だがお尻をみるともんもんがある。
山の人は「ケツクサレ」と呼ぶそうだ。
シジュウカラ、ゴジュウカラはそのほかのコガラ、ヒガラ、ヤマガラと一緒になって飛び回るカラ仲間。
それぞれのカラには違った天敵がいるそうだ。
みんな集まるとそれぞれの天敵に対して守られるわけである。
一茶は森のなかを一つになって飛び遊ぶカラたちの群れを究極の世にたとえたのかもわかりません。
えさ場にやってくるカラたちを見てるといつまでも飽きが来ません。
頭がカラ、カラ、カラ、カラ、カラになってきた。