ニュースでは連日チャオプラヤ川からあふれた洪水風景の報道が続いています。
タイ王国の首都「天使の都バンコク」が大変なことになっていますが...
もともとは「東洋のベニス」、水の都なんです。
昔から街には運河がめぐらされ、移動・運搬手段はもっぱら舟。
水上マーケットが今でも名残を残しているわけです。
よって、ちょっと大雨が降ればこんなことに。
4年前に住んでたスクムビット通りのコンドからの眺めです。
どこへも出かけることはできませんので水が引くまで数時間をじっと家の中で待ち続けるわけです。
タイ人の方たちは半ズボン、サンダル履きですので水の中も平気で出かけます(このサンダル非常に便利、お葬式にも皆さん色とりどりのサンダル履きです)。
雨季には毎度のお話で、これぞ「マイペンライ、マイペンライ」。
で、今回の洪水にもこういう風景になるわけです。
これはどうも行き過ぎの感がしないでもありません。
座り込んでまでタバコを吸う理由が理解できませんね。
でも、気をつけなければいけないのが感染症。
バンコクのほとんどの地区には下水道というものがありません。
処理設備は砂を入れたタンクが地中に埋めてあるだけ。
これが紙を流せない理由、もっぱら使用済みの紙はチリ箱に捨てなければいけないわけであります。
つい最近までは左手が役立ったんで水で洗い流せばおしまい、理想的な処理法だったんですけど。
渡航前には成田空港で予防注射を数ヶ月にわたって打ってゆきました。
保険は効きませんので数万円の支払いだったことを覚えてます。
どこに住むにも何らかのリスクが付きまといます。
生きた地球に生きる人類はいつまでも天災、また人災と戦わなければならないわけです。
熱帯気候と建国以来どこからも支配されることなく、多くの国との往来により育まれてきたおおらかな「微笑みの国」気質、学ぶところもありそうなんですがなかなか...