日本のポンペイで有名な嬬恋村大字鎌原地区はとってもひろい。
北は吾妻川、南は浅間山、十数キロもある。
住所表示は大字鎌原〇〇〇〇-〇〇〇〇〇と、9桁の数字が続く。
鎌原のだれそれさんち、なんて聞いても誰からも回答が無い。
カーナビに住所や電話番号を入力してもとんでもない山の中へ連れてゆかれる。
できるだけわかりやすい案内地図を作って来客には事前に送るのだが、今まで独力で来られたのは一人だけ、それも外国に住んでる方。
こんな広い鎌原地区に嬬恋村立鎌原小学校がある。
西に四阿山、北に白根山そして南には浅間山を望む緑に囲まれた学校。
敷地面積はおよそ2ヘクタール、キャンプファイヤーもできる広場もとうもろこしの植わった畑もある。
児童数は1年から6年まで103名、5年生はただの11名。
団塊世代のわれわれの時代には一学年が確か12クラス、体操の時間は運動場で押し合いへし合い。
なんという贅沢な教育環境、と思ってしまいますが...
過疎の村ではなかなかそういうわけにも行かないんでしょうね。