やわらちゃんではない「やわら」。
この辺では「ぜんまい」のことを「やわら」と呼ぶ、本当のところはちょっとクエスチョン...
鹿沢温泉で一緒になった古老との話の中で出てきた話題。
湯船で肩を並べてはいたがなにしろ会話が難しい、地のことばで次から次へとしゃべるから理解が追いつかない。
と、いうことで鹿沢温泉から登った角間峠へ「ぜんまい」採りに出かけました。
そこは元の国民休暇村鹿沢スキー場、風があたらなくて評判は良かったようだがやはりスキー人口の減少で閉鎖されてしまったようだ。
今は山菜採りのメッカに変身、それに眺めも良い。
後ろを振り返れば桟敷山。
ズミの灌木の間にありました、「ぜんまい」の群生。
実は正式にはこれは「やまどりぜんまい」という種類みたい。
以前、林の中で採った「ぜんまい」とは葉の形がちょっと違う。
それで「やわら」という名前で呼ばれているのかもしれない。
味は「ぜんまい」のほうが良いと書かれていますが、今市場に出回っている中国産の干し「ぜんまい」はすべてこの「やまどりぜんまい」だとか。
だれもその味の違いはわからないというのが本当のところ。
ぶらぶら標高1750mの角間峠まで登って半日のお散歩コースでした。
ここは地の人たちの「わらび」山、何人もの人がリュックをぱんぱんに膨らませて山を降りていってました。
われわれは「ねこそぎ隊」と呼んでます。
さすが「わらび」はなかなか見つからなかった。
でも「やまどりぜんまい」に「わらび」、「やまうど」、熊笹茶用の熊笹の新芽まで採ってきました。
また処理に忙殺される日が続きます。