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あるちゅはいま日記

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嬬恋村のしゃくなげ園

5月の半ばからしゃくなげ祭りが開かれています。
浅間山北麓のキャベツ畑を登った山際に15万本のしゃくなげが植えられています。
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「この浅間高原しゃくなげ園は、絶対に不可能と言われたシャクナゲ栽培に日本ではじめて成功した坂井さんが、苦労の結晶であるシャクナゲの木を、それも末端価格で10~30万円以上もするシャクナゲの木を、惜しげもなく、何万本も寄付し、それに驚いた嬬恋村村民のボランティアによる造園で、できた村民公園であり、まさに嬬恋村のプロジェクトXによって完成した、誰でも自由に入れるシャクナゲ園なのです。」
ただ環境美化協力金をお支払いをお願いいたしております、村民は無料です。
嬬恋村のしゃくなげ園_b0126549_149404.jpg
山の中に咲くしゃくなげは誰もが一度は手元において見たい花の女王です。
でも山から引き抜いてくるのは自然を壊してしまうことになります。
坂井さんは苦節10年、しゃくなげを種から栽培することに成功しました。
300円ほどの小さな苗木では元がとれず、それを大きくして1000円にして売ろうと思っていますとそのうち背丈ほどになった。
このしゃくなげ1本、末端では30万円の値がつくそうだ。
もちろんここまで育てあげるのは並大抵ではない。
強風に寒さに病気にもうダメじゃないかなと考え込んでしまったことも何回もあるそうだ。
そのときにはたと気がついた坂井さん、五葉松の存在でした。
しゃくなげ畑の五葉松が夏の日陰をつくり、冬場にはたっぷりの陽射し、風にも守ってくれる。
そして枯葉はしゃくなげに必要な酸性土壌をもたらしてくれた。
坂井さんの成功を見た村の観光課の方がたまたま畑の上にある村有地にしゃくなげを植え、観光に役立てられないだろうか、とおうかがいしたところ、
「私のしゃくなげの種はもともと浅間山からいただいたもの、山にお返しするのは当然のこと」と快くぽんとしゃくなげの寄付を申し出、村民のボランティアの先頭に立って植樹を行った。
このしゃくなげの木は村の観光課の方も計算しきれないほどの額に上るといわれています。

大勢の観光客のかたがたが見事なしゃくなげを観に訪れます。
しゃくなげの木の間にあるたらの木は芽を摘まれて丸裸になってたりします。
またこの期間にあわせ沓掛街道と鬼押し有料道路の交差点あたりでおまわりさんの検問があります。
山の植物の違法な採取をチェックしてるのだそうです。
なんか残念な思いがいたします。
by hanaha09 | 2011-05-30 01:50 | 田舎暮らし | Comments(0)
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