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あるちゅはいま日記

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地震予知のはなし

昨日の夜から、かなりの回数の有感地震です。
いったいどうなっているんでしょう。

日本中で地震のやってこないところはどこでしょうか?
昔、神戸に住んでいたころにはよく話に出てました。
神戸には60年間以上地震がやってきたことは無い、風光明媚、外人さんも好む絶好の安心できる土地といわれてました。
幸いにも阪神大震災の時には関東に住まいを移してました。
嬬恋村にも地震はやってこない、といってる人も居ます。
この嬬恋村には地球創成期に実は巨大な湖が存在していたことが地層から伺えます。
この湖の底にたまった粘土、砂礫層が地中の揺れを吸収するために地震が無いのだ、というのがこの人の私説。
そういわれれば今回の地震が来るまでは地震の揺れを感じたことが無かったなあ...

ペリーが下田にやってきて開国したのが安政元年(1854)、その年旧暦の11月4日にM8.4の東海大地震、その翌日には同じ規模の南海大地震。
よく年の10月2日夜の10時頃にはM6.9の大江戸直下型の安政江戸大地震と続いて発生しています。
「地上激浪のうつ如く震動き、見る見る百万の人家、神社仏閣倒壊し、火また四方より炎々と燃出、焔(ほむら)天をこがすごとし。死者は13万、22万、36万に及ぶ。」と書かれてますが地震学者の推測では倒壊家屋およそ1万軒、死者4300人となっています。
しかし江戸町民にとってとてつもなく大変でおどろおどろしい惨事であったと想像されます。
当然吉原にも地震はやってきた、あわてふためき着るものも着ずに裸で逃げ惑うのはお客でしょうね。
地震予知のはなし_b0126549_1255384.jpg

こういう世相の中でやはり奇特な発明家が出てくるものです。
信州松代藩出身の高名な洋学者であり、兵学者でもあった佐久間象山。
安政5年(1858)には地震予知器の試作品を完成している。
「大変災が近づくと、この器平日の機力を失って吸いつけているおもりが落ちるので、事前に大変災を知ることができる。」
どうも地震の直前に磁石の力が弱くなるという大江戸の眼鏡屋にまつわる前兆を元に考えられたものらしい。
馬蹄型の磁石に350gほどの鉄の錘を引っ付けたもの、なぜ350gなんだろうか?
地震予知のはなし_b0126549_13482053.jpg

現在に至るまで先達達の苦労にもかかわらずいまだ1回の地震予知に成功したことは無いそうです。
人が自然をコントロールすることはなかなか無理なことのようです。
by hanaha09 | 2011-04-12 14:15 | 田舎暮らし | Comments(0)
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